「保険に入りたいと思ってるけど、自分にはどんな保険が必要かわからない」
「そもそも、保険ってどうやって入るの?」
こう考えている方はいませんか?
保険は種類がたくさんあり、自分で自分にあった保険を選ぶのはとても大変です。
この記事では、
- 保険に加入したいと考えている
- 自分にあった保険を知りたい
という方に向けて
- 生命保険に入るための方法
- 生命保険の種類はどれくらいか
- どのような生命保険に加入する必要があるか
について、解説していきたいと思います。
保険の知識がない方にも安心して読み進めていただけるような内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください!
生命保険に入るための方法は?
生命保険の加入経路で多いのは、以下の3つです。
- 生命保険会社の営業職員から加入
- 保険代理店へ来店して加入
- オンラインで加入
それぞれの加入経路の特徴を見ていきましょう。
生命保険会社の営業職員から加入する
生命保険会社の営業職員から、自分のライフプランに沿った商品の提案が受けられる方法です。
生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険を契約している人の55.9%が生命保険会社の営業職員から加入しています。
保険に加入後は、営業職員が契約のアフターフォローも担当してくれるため、実際に保険金の請求手続きを行う場合など、すぐ相談できるのが大きなメリットです。
最近は、対面での申込み手続きだけでなく、非対面での申込み手続きも行えるようになってきました。
保険代理店へ来店して加入する
保険代理店といえば、多くのショッピングモールにも店舗がある「ほけんの窓口」などが有名ですね。
保険代理店では、様々な生命保険会社の商品から最適な保険を組み合わせて提案してくれます。
「1社だけでなく、複数の会社の商品を見てみたい!」
という方には、保険代理店に行くのがおすすめです。
一方で、複数の生命保険会社の商品を組み合わせて加入すると、実際に保険金を請求する際に、生命保険会社ごとに請求書を記載する必要があります。
そのため、請求手続きに手間がかかってしまうケースがあるのがデメリットと言えるでしょう。
オンラインで加入する
インターネットの普及により、現在はオンラインで申込み手続きが完結する生命保険も増えています。
営業職員とはあまり話したくないし、保険代理店に話を聞きに行くのも面倒くさい。
そのような方にはオンラインでの加入がおすすめです。
しかし、情報収集から申込み手続きまで自分自身で行う必要があるので、保険選びは慎重に、内容をしっかり理解した上で加入しましょう。
ここで挙げた加入方法以外にも、「銀行・証券会社を通した加入」「郵便局の窓口での加入」などがあります。
ご自身に合った加入方法を選んでくださいね。
生命保険の種類はどれくらいあるの?
「生命保険」というと、亡くなった時に保険金を受け取れるいわゆる死亡保険と思われている方もいますが、他にもいくつか種類があります。
被保険者(契約の対象になっている方)がどのような状態になったときに備える保険があるのか、見ていきましょう。
亡くなったときに備える保険
被保険者(契約の対象になっている方)が亡くなったときに保険金が受け取れる死亡保険のことをいいます。
死亡保険には、大きく分けて3種類あります。
- 定期保険
- 終身保険
- 養老保険
それぞれ特徴が異なるため、ご自身の年齢や家族構成に合わせて選びましょう。
死亡保険の種類については、こちらの記事も参考にしてください。
病気やケガをしたときに備える保険
被保険者(契約の対象になっている方)が病気やケガをしたときに保険金が受け取れる保険のことをいいます。
入院したときや手術を受けたときに保険金を受け取れる医療保険、入院・手術はもちろん、がんと診断されたときにも保険金を受け取れるがん保険が主なものになります。
最近は多くの生命保険会社で脳卒中や高血圧などの生活習慣病を重点的に保障する商品が発売されています。
より幅広く保障を準備したい方は生活習慣病保険への加入も検討してみてください。
働けなくなったときに備える保険
被保険者(契約の対象になっている方)が病気やケガで仕事ができず、収入が減少したときに保険金が受け取れる所得保障保険のことをいいます。
契約時に指定した年齢まで年金として保険金を受け取れるタイプの商品が多くなっています。
支払事由(保険金が支払われる状態)に当てはまると、その後の保険料負担がなくなるのが一般的です。
介護が必要な状態になったときに備える保険
将来介護が必要になったときに保険金が受け取れる介護保険のことをいいます。
支払事由に当てはまると一時金で保険金を受け取れる商品が多いですが、中には
- 要介護度に応じて年金額が変動する商品
- 認知症介護に特化した商品
もあります。
貯蓄のための保険
契約時に指定した年齢になったら年金を受け取れる年金保険、子どもの教育資金を準備するための学資保険などのことをいいます。
近年は、金利低下の影響で返戻率(支払った保険料に対して受け取れる金額の割合)が良くないため、契約件数が減少傾向です。
どのような生命保険に加入する必要があるの?
生命保険は、年齢や家族構成、ライフプランによって必要な保障が異なります。
以下は年代ごとに具体的に加入の検討が必要な保険の一例を紹介しています。
加入する際には、今後のライフプランも踏まえながら、最適な保険を選びましょう!
20代の新入社員の場合
「まだ若いので、保険はいりません!」
私が営業をしていたころ、よく聞いていた言葉です。
しかし、若いからといって、入院や手術を絶対にしないとは言い切れません。
万が一入院や手術をしたときは、多額の医療費が発生してしまいます。高額療養費制度といった公的な保障はあるものの、それなりの自己負担が必要になるため、貯蓄が少ない新入社員こそ医療保険への加入を検討しましょう。
結婚し、子どもが生まれた30代の場合
家族がいる場合、万が一のときに備えて、残された家族の生活費や養育費を準備しておかなければなりません。
そのため、死亡保険への加入の検討は必須です。
また、病気やケガで入院・手術をした場合は、家計に大きな負担がかかるため医療保険への加入も検討するべきでしょう。
子どもの教育資金を準備するため、学資保険への加入も検討したいですね。
子どもが独立した70代以降の高齢者の場合
現代は「人生100年時代」と言われ、平均寿命が延びています。
その一方で、健康寿命(介護を必要とせず、元気に過ごせる期間)はあまり延びていません。
将来、要介護認定を受けて介護が必要な状態となったときに備え、介護保険への加入を検討しましょう。
加えて、病気やケガをするリスクが格段に上がるため、医療保険への加入の検討も必要です。
様々なリスクに対して、全てを生命保険で準備する必要はありません。
医療費が高額になったときは高額療養費制度、病気で働けなくなったときは傷病手当金などの公的な保障があります。
いずれの事例においても、公的医療保険制度や公的介護保険制度、遺族年金等も踏まえて、生命保険でどのくらいの金額を準備するべきなのか考えましょう。
最後に
ここまで生命保険の加入経路や生命保険の種類、年代ごとに必要となる生命保険の一例についてお話させていただきました。
生命保険は、マイホーム購入の次に高い買い物と言われるくらい、高額な出費が伴うものです。
必要のない保険に加入して、無駄な保険料を支払うことがないよう、保険選びは慎重に行なってくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。